ミサのご案内
1日(土)諸聖人(祭) 午前10時
2日(日)死者の日 午前 9時
7日(金)年間第31金曜日 午前10時
9日(日)ラテラノ教会の献堂(社会教説) 午前 9時
14日(金)年間第32金曜日(聖書勉強会) 午前10時
16日(日)年間第33主日(C年) 午前 9時
(典礼委員会と教会委員会)
21日(金)聖母マリアの奉献(記) 午前10時
23日(日)王であるキリスト(C年・祭) 午前 9時
28日(金)年間第34金曜日(聖書勉強会) 午前10時
30日(日)待降節第一主日(A年) 午前 9時
『諸聖人祭』の意義
この祭日において、天国にいる聖人や殉教者を思い出すが、それ以外に第二バチカン公会議が私たちに思い出させるのは、聖パウロの次の言葉である。「・・主イエス・キリストの名によって、また、私たちの神の霊によって、義とされたのです」(一コリント6.11)。すなわち私たちすべてのキリスト者は聖なる者である。
それで第一に、私たちは諸聖人祭を祝う際に、この地上の聖なる信徒相互の交わり、言わば連帯を感じ取ることが求められる。聖パウロが言うように、この地上で生きている私たちキリスト教徒は相互依存しながら助け合っている。「キリストにより、体全体は、必要なものをもたらす互いのあらゆる触れ合いを通して、また、各部分の役割に従った働きに応じて、一つに組み合わされ、結び合わされて、大きく成長し、愛に基づいて自分を築きあけてゆくのです」(エフェソ4.16)。それでキリスト教徒は他の信徒との関係において「喜ぶ人とともに喜び、泣く人と共に泣きなさい」(ローマ12.15)との聖パウロの教えに従うのである。第一に、この思いやりを第二バチカン公会議では全人類にも広げなさいと進めている。「現代の人々の喜びと希望、苦悩と不安でもある」(現代世界憲章1)と。
第二に来世の世界を意識し、死者たちとのつながり(連帯)をひしひしと感じ、永遠の生命への希望が湧いてくるのを覚える。第三に天国にいる諸聖人が神のもとにあって私たちのために取り成していることを信じ、心を込めて諸聖人を祝う。
