ミサのご案内
22日(金)天の元后聖マリア ミサ休み
24日(日)年間第21主日 午前 9時
29日(金)洗礼者聖ヨハネの殉教(聖書勉強会) 午前10時
31日(日)年間第22主日 午前 9時
聖 母 の 被 昇 天
◇霊肉ともに、天の栄光に◇
16世紀なると、聖母が肉身と霊魂ともども天の栄光に上げられたという信仰は、西方教会でも一般的に認められるようになった。19世紀から20世紀にかけて、聖母信心の波に乗って聖母の被昇天を教理として宣言することを要請する多くの嘆願書が歴代の教皇に提出された。それでポオ12世は1946年、全司教に聖母の被昇天について意見を出すように依頼し、圧倒的多数の賛成を得てから、1950年11月1日に教皇令「ムニフィケン ティッシムス・デゥス」を発布し、「聖母がその地上の生活を終わった後、肉身と霊魂とともに天の栄光に上げられたことは、神によって啓示された真理である」と宣言した。この宣言に、「死んだ後」という表現ではなく、「地上の生活を終わった後」という表現が用いられたのは、聖母が死ぬことなく神によって天の栄光に上げられたとする一部の神学者の説があったからである。教皇はこの説を、肯定も否定もしなかった。
カトリック教会以外の東方正教会の人々は、聖母の被昇天を認めながらも、教皇の一方的な教理宣言に対して遺憾の意を表し、プロテスタント諸教会は、聖書に書かれていない説が教理として宣言されたことに強く反対した。

5日(金)年間第22金曜日 午前10時
7日(日)年間第23主日(C年) 午前 9時
12日(金)マリアのみ名(聖書勉強会) 午前10時
14日(日)年間第24主日(C年) 午前 9時
19日(金)聖ヤヌアリオ司教殉教者 午前10時
21日(日)年間第25主日(C年) 午前 9時
(食文化の日・役員会)
26日(金)年間第25金曜日(聖書勉強会) 午前10時
28日(日)年間第26主日(C年) 午前 9時

『私の名によって2、3人が集るところには、私もまたそこにいる』(マタイ18:20)
神の恩恵とは何ですか。
ある時、イエスは弟子たちに「私を愛する人は私の言葉を守るだろう。また、私の父もその人を愛される。そして私たちはその人のところに行ってそこに住むだろう」とおっしゃいました(ヨハネ14:23)
これこそ、人の霊魂の内に神ご自身がお宿りになり、夜も昼も完全に神と一致して生活し、活動するという、人間の望みうる最もすぐれた完全さの境地であります。このような状態にあって生きる人は、やがて死ぬ時が訪れても、強い信頼の気持を持ち、また喜びに満たされて死を迎えることができるのです。自分の心の中に神をいだき、神との一致に生き、神の生命にあずかるこの恵みを「成聖の恩恵」といいます。これは人間として自然にそなわっているものではなく、神が私たちに与えて下さるあらゆる自然のたまものよりも、はるかにすぐれ、それ以上のものとして私たちに与えてくださる、限りない愛のあらわれなのであります。そのためにこれは「超自然の恵み」と言われます。私たちにはこのような恵みを自分の方から期待する権利はなく、また自分だけの力でそれに値する働きは何も出来ません。しかしイエス・キリストを信じ、その教えに従って生活を送り、そしてキリストがお定めになった洗礼を受ければ、イエス.キリストの功徳によって、「成聖の恩恵」を受けることが出来ます。「成聖の恩恵」によって、神は私たちのうちに実際にお宿りになって、私たちを神ご自身の生命にあずからせる恵みをお与えになります。一方「助力の恩恵」によって、神は、私たちがイエスの霊的な教えを理解することが出来るように、私たちの心を照らし、誘惑を退けて、神の子にふさわしく清らかな生活を送れるように私たちの意志を強めてくださいます。「助力の恩恵」は、まだイエスを信じていない人も含めて、すべての人に与えられます。神はすべての人にこれを与えて、その人たちが正しいことと悪いこととを判断し、悪をさけ、善を行うようにお導きになります。神がお与えになるこの霊的な恵みに力を合わせ、正しい生活を送ろうと全力を尽くす人は「成聖の恩恵」の状態に達し、天国で神と永遠に一致することが出来ます。しかし、神の恵みを受け入れようとせず、誘惑にまかせて罪の生活を送る人は、その結果として、神から、そして神との一致によって得られるすべての幸福から、自分を引き離してしまうことになります。(教会の教え)