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「聖堂」のイメージ  または「わたしにとって『聖堂』とは?」

1)「聖堂」」はノアの箱舟のような・・・

・「見よ、わたしは地上に洪水をもたらし、いのちの霊をもつ、すべての肉なるものを天の下から滅ぼす。地上のすべてのものは息絶える。

わたしはなたと契約を立てる。あなたは妻子や嫁たちと共に箱舟に入りなさい。」(創世記6・17~18)

・救いの道具 ⇒ 「聖堂」のイメージ  ⇒ 「神の国」の現存

・「人の子が来るのは、ノアの時と同じだからである。洪水になる前は、ノアが箱舟に入る日まで、人々は食べたり飲んだり、めとったり嫁いだりしていた。そして洪水が襲って来て一人残らずさらうまで、何も気がつかなかった。」(マタイ24・37~39)

・「箱舟から出たすべてのもののみならず、地のすべての獣と契約を立てる。わたしがあなたたちと契約を立てたならば、二度と洪水によって肉なるものがことごとく滅ぼされることはなく、洪水が起こって地を滅ぼすことは決してない。」(創世記9・10~11)

・救済論(誰が救われるのか/内と外)。

・教会論(神との親密な交わりと全人類の一致のしるし、道具)

2)「聖堂」は、墓である。

・初代キリスト教徒の時代には、「聖堂」は墓であった。(カタコンベ)。迫害のゆえに、地下に祈りの場を設けたというだけではなく、世に容れられずにひそかに、殉教により信仰を守り抜いた死者と、今その試練を受けつつある生者が集まって、共同体を感じることができる場所は墓以外になかった。死者の復活、永遠の生命への熱狂と憧れが、やみがたく高揚していったことは想像するに難くはない。

・「聖堂」は殉教者(聖人)の墓の上に建築された。

 聖墳墓教会。聖ペトロ大聖堂。郊外の聖パウロ大聖堂(トレ・フォンターネ)。サンチャゴ・デ・コンポステラ。・・・

・かつては、「聖堂」の祭壇には、殉教者の遺骨が置かれていた。

3)「聖堂」は、食卓(祭壇)を中心に置いた家である。

・イエスは言われた。「苦しみを受ける前に、あなたがたと共にこの過越の食事をしたいと、わたしは切に願っていた。・・・イエスはパンを取り、感謝の祈りを唱えて、それを裂き、使徒たちに与えて言われた。「これは、あなたがたのために与えられるわたしの体である。わたしの記念としてこのように行ないなさい。」(ルカ22・15~19)

・現在のミサ典礼全体は、「ことばの典礼(福音を頂点とする神のことばの食卓)」と「感謝の典礼(キリストのからだの食卓)」という二つの食卓により構成されています。

・「神の小羊の食卓に招かれた人は幸い」(聖体拝領前の信仰告白)

・「食卓を囲む」 ⇒ 家族、仲間、友人、同志などの「団欒」のイメージ

・ファリサイ派の律法学者は、弟子たちに、「どうして彼は徴税人や罪人と一緒に食事をするのか」と言った。(マルコ2・15~16) ⇒ 救い主イエスの使命

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大人の教会学校資料テキスト一覧 2024年

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2024年3月 ノアの箱舟

2024年1月 ミサを生きる(21)  【感謝の典礼】 (7)

========================================大人の教会学校資料テキスト一覧 2022年

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2022年12月 叙唱 待降節 一

2022年6月 ミサを生きる(14)【ことばの典礼】(4)

2022年5月 ミサを生きる(13)【ことばの典礼】(3)

2022年2月 ミサを生きる(12)【ことばの典礼】(3)

2022年1月 ミサを生きる(11)【ことばの典礼】(1)

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